
1. はじめに
平日の朝でも休日でも関係なく、どうしても「今日はやる気が出ない日」がありました。
目は覚めているのに体が動かず、スマホを触りながら時間だけが過ぎていく。やらなければいけないことは頭に浮かぶのに、気持ちがまったく追いつかない。そんな状態です。
以前の私は、この「やる気がない状態」をとにかく悪者扱いしていました。
「こんなんじゃダメだ」「怠けている」「もっと気合を入れないと」と、心の中で自分を責める。その結果、さらに動けなくなるという悪循環でした。
同じように、やる気が出ない自分をどう扱えばいいのか分からず、無理に立て直そうとして疲れていませんか。
2. 当時の失敗・うまくいかなかった方法
最初にやっていたのは、いわゆる「自分を奮い立たせる系」の行動でした。
気合の入る言葉を探したり、朝から無理にToDoリストを作ったり、「まず5分だけやろう」と自分に言い聞かせたり。
正直に言うと、これらはほとんど続きませんでした。
やる気がない日に無理やり前向きな言葉を浴びせると、最初の数分は動けても、すぐに反動が来ます。できなかった自分に落胆し、「ほらやっぱりダメだ」と余計に自己嫌悪が強まりました。
一番つらかったのは、「やる気がない自分=ダメな自分」と無意識に結びついていたことです。
何もしていない時間が増えるほど焦りが強くなり、結局その日は何一つ進まないまま終わることも多かったです。
「頑張らなきゃ」と思えば思うほど、体と心が反発しているように感じていました。
3. あるきっかけ・考え方の転換
転機は、本当に些細なものでした。
ある日、予定が詰まっていない休日に、やる気がまったく出ない状態になりました。いつもなら「せめて何かしないと」と焦るところですが、その日はなぜか疲れ切っていて、抵抗する気力すらありませんでした。
そこで、「今日はやる気がない日として扱ってみよう」と思いました。
改善しようとも、立て直そうともせず、ただ「そういう日」という前提で過ごす。最初は少し怖さもありましたが、逆に気持ちは妙に静かでした。
そのとき初めて、「やる気がない日をどうにかしようとすること自体が、負担だったのかもしれない」と感じました。
4. 実際にやった具体的行動
そこから、やる気がない日に対する接し方を少しずつ変えました。
まず決めたのは、「やる気がない日は、立て直さない」というルールです。
具体的には、
・ToDoリストは作らない
・自己分析や反省はしない
・前向きになろうとしない
代わりにやったのは、「最低限の生活維持」だけでした。
洗濯や掃除はやらなくてもいいけれど、食事だけは適当に済ませない。外に出る気がなければ、窓を開けて空気を入れ替える。シャワーだけは浴びる。
この程度のことを、だいたい1〜2時間おきに気が向いたらやる、という感じです。
期間でいうと、最初は2週間ほど試しました。
やる気がない日は週に2〜3回はありましたが、「今日はこういう日」と割り切って過ごしました。
不思議だったのは、何かを禁止しているわけではないのに、夜になると少しだけ気持ちが戻ってくる日が出てきたことです。
5. 結果どう変わったか
劇的に変わったわけではありません。
今でも、やる気が出ない日はあります。ただ、その質が変わった感じがします。
以前は、やる気がない日は一日中重たく、終わったあとに強い後悔が残っていました。
今は、「今日はそういう日だったな」で終わることが増えました。
自己嫌悪が減った分、次の日に影響を引きずりにくくなったと感じています。
結果として、トータルで見れば動ける日が増えた気もします。
やる気がない日を無理に修正しなくなったことで、回復が早くなったのかもしれません。
6. 読者の皆様へ
このやり方が、誰にでも合うとは思っていません。
「やる気がない日でも動いた方が調子がいい人」も確実にいると思います。
ただ、もし私と同じように、やる気がない自分を責めてさらに動けなくなっているなら、一度「扱わない」という選択もあるかもしれません。
改善しようとしない、立て直そうとしない。それだけで、少し楽になる人もいると感じています。
7. まとめ
振り返ると、私は「やる気がない日」をどうにかしようとしすぎていました。
実際には、何かを足すより、余計なことをやめた方が合っていたようです。
この方法は万能ではありませんし、状況によって合わないこともあります。
それでも、「やる気がない日を敵にしない」という考え方は、今の生活を少し穏やかにしてくれています。